平成21年以降の県内の主要送検事例(神奈川労働局ホームページから) (違反条文:監督課監修) |
1.機械の回転軸による巻き込まれ災害 平成22年3月16日、厚木労働基準監督署は、化学工業を営む事業者を労働安全衛生法違反容疑で横浜地方検察庁小田原支部に書類送検した。 【事案の概要】 平成21年10月30日、厚木市内に所在する工場内において、労働者が撹拌機のドラムに溶剤の添加物を加えて撹拌作業を行うにあたって、当該撹拌機のつなぎ手の止め具が埋頭型でなく突出していたため、当該労働者の作業着の袖が止め具に引っ掛かり、身体が回転軸に巻き込まれ休業6ヶ月が見込まれる重傷を負うという労働災害が発生したもの。 (安衛法第20条第1号、安衛則第101条第2項違反) |
2.住宅屋根からの墜落災害 |
3.コンテナ上からの墜落災害 |
4. 虚偽の労働者死傷病報告書の提出 |
5.解体工事における墜落災害 |
6.賃金不払の繰り返し |
7.フォークリフトの用途外使用による重傷災害 |
8.アスベストの使用及び譲渡 |
9.重傷災害の労災かくし |
10.労働災害発生状況等の虚偽報告 |
11.治山工事における転落災害 |
12.プレス機械による労働災害を繰り返し発生させる |
13.くい抜機の滑車リーダー脱落による死亡災害 |
14.定期点検工事中に発生した労働災害の労災かくし |
15.無資格による小型移動式クレーン運転中の重傷災害 平成21年9月3日小田原労働基準監督署は、建築資材の卸売業を営む事業者を労働安全衛生法違反容疑で横浜地方検察庁小田原支部に書類送検した。 |
16. 無資格による玉掛け業務の繰返し違反 平成21年8月10日、川崎南労働基準監督署は鋼材の切断などの業務を行う事業者を労働安全衛生法違反容疑で横浜地方検察庁川崎支部に書類送検した。 |
17.めっき処理槽転落による死亡災害 平成21年8月3日川崎北労働基準監督署は、めっき加工業を営む事業者を労働安全衛生法違反容疑で横浜地方検察庁川崎支部に書類送検した。 |
18.外国人労働者の労災かくし |
19.屋根からの墜落による死亡災害 |
20.労災かくし(虚偽報告)共犯 |
21.木材加工用機械による死亡災害 |
22.賃金不払の常習 平成21年2月17日、横浜南労働基準監督署は、医療コンサルタント業、薬局、保育園を経営する使用者と法人を労働基準法違反容疑で横浜地方検察庁に書類送検した。【事案の概要】 経営者は平成14年以降度々賃金不払を発生させていたが、労働基準監督署の是正勧告を受けたのに拘わらず、なお賃金不払を繰り返し発生させたまま事業を事実上倒産させたものである。 (労基法第24条違反) |
23.フォークリフトによる重傷災害 平成21年1月23日、相模原労働基準監督署は、段ボール製造処理業者を労働安全衛生法違反容疑で横浜地方検察庁相模原支部に書類送検した。【事案の概要】 平成20年2月13日、自社工場内でフオークリフトを使ってトラックの荷台から段ボール材料を降ろす作業を行っていたところ、重量約116KGの段ボール束が落下し、下にいた労働者に激突するという労働災害が発生したが、事業者はフオークリフト作業の安全を図るための作業計画を定めていなかったものである。 (安衛法第20条第1号、安衛則第151条の3第1項違反) |
公益社団法人 神奈川労務安全衛生協会